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動画の吹き替えAIはいくら?英語→日本語は1分0.19USDから|社内マニュアル動画の3ルート【2026年9月】

英語の社内マニュアル動画を日本語に吹き替える費用を、HeyGen・Synthesia・ElevenLabs の公式料金ページとヘルプの記載だけで積み上げました。口の動きを合わせない Audio Only なら HeyGen Creator で 1 分 0.19 USD、10 分 1 本 1.93 USD。ただし、吹き替えで日本語になるのは音声だけで、画面に焼き込まれた英語の文字は残ります(HeyGen と Synthesia のヘルプに明記)。

更新公式ページの確認日 2026年9月21日AIツール料金表 編集部

電源の入ったモニター
写真: Peter Stumpf(Unsplash)

英語の社内マニュアル動画を日本語に吹き替えるなら、HeyGen の Video Translation が下限です。画面収録が中心で人の顔が映らないなら、口の動きを合わせない Audio Only(4 credits/分)で足り、Creator(29 USD/月・600 credits)なら 1 分 0.19 USD、10 分 1 本で 1.93 USD になります。

ただし、ツールを選ぶ前に決まってしまうことが 1 つあります。吹き替えで日本語になるのは音声だけです。 HeyGen と Synthesia はヘルプにそう明記していて、画面に焼き込まれた英語の見出し・UI・字幕はそのまま残ります。そこを日本語にしたいなら、元の動画を直す作業が別に要ります。

訳語を自分で直したいなら、HeyGen は Pro(49 USD/月)からです。Proofread(Review & Edit)は Pro 以上の機能で、Creator では生成された訳をそのまま使うことになります。

ノート PC のそばに置かれたコンデンサーマイク
ナレーションの収録環境。読み上げ AI は、この収録を文字入力に置き換える 写真: Dan LeFebvre(Unsplash) (Unsplash License(商用利用可・帰属表示は任意))

10 分 1 本はいくらか

3 社とも課金の単位が違います。HeyGen はクレジットを「1 分あたり」で引き、Synthesia は月(または年)の吹き替え分数、ElevenLabs は元の音声・動画 1 分あたりのクレジットです。同じ 10 分の動画を 1 本、英語から日本語に吹き替えたときの額を並べます。

ルート 1 分の単価 10 分 1 本 月に回せる上限
HeyGen Creator・Audio Only(4 credits/分) 0.19 USD 1.93 USD 150 分
HeyGen Creator・Speed(6 credits/分) 0.29 USD 2.90 USD 100 分
HeyGen Pro・Precision(10 credits/分) 0.49 USD 4.90 USD 100 分
Synthesia Starter(月払い 29 USD) 0.60 USD 6.04 USD 48 分
Synthesia Starter(年払い・プラン選択部の 18 USD/月) 0.37 USD 3.72 USD 580 分/年
Synthesia Starter(年払い・FAQ の 264 USD/年) 0.46 USD 4.55 USD 580 分/年
ElevenLabs Creator(自動・透かしなし) 0.55 USD 5.45 USD 40 分

単価は、公式の月額をその月の枠(クレジットまたは分数)で割った編集部の計算です。HeyGen は 29 USD ÷ 600 credits、Synthesia は 29 USD ÷「48 mins of AI Dubbing」、ElevenLabs は 22 USD ÷ 121,000 credits に「Dubbing 3,000 credits per minute(automatic without watermark)」を掛けています。年払いにすると HeyGen Creator は 24 USD/月(Audio Only で 1 分 0.16 USD)、ElevenLabs Starter は月あたり 5 USD です。ElevenLabs の料金ページには「Prices exclude all taxes, levies and duties.」と書かれています。

Synthesia の年払いの額は、同じ公式料金ページの中で 2 通りに書かれています。 プラン選択部は Starter を「$29/month」「$18/mo Billed yearly.」(年払いなら月あたり 18 USD。12 か月ぶんで 216 USD という編集部の計算)とし、同じページ下部の FAQ「How much does Synthesia cost?」は「For Starter plan users, Synthesia costs $29 per month or $264 if you go with an annual plan.」と書いています。Creator も選択部が「$64/mo Billed yearly.」(12 か月ぶんで 768 USD)、FAQ が「For Creator plan users, Synthesia costs $89/month or $804/year if you pay annually.」で、同じずれ方です。年 216 USD で割ると 580 分ぶんの単価は 1 分 0.37 USD、年 264 USD なら 0.46 USD になるため、表には両方を載せました。どちらで読んでも HeyGen Creator の Audio Only(1 分 0.19 USD)・Speed(0.29 USD)より上です。

安いのは HeyGen 側です。口の動きまで合わせる Speed(1 分 0.29 USD)でも、ほかの 2 社の口を合わせない吹き替え(月払いで 1 分 0.55〜0.60 USD、Synthesia の年払いでも 1 分 0.37〜0.46 USD)より下に収まります。 ElevenLabs は Dubbing ではリップシンクを提供していないと公式が明記していて、Dubbing のドキュメントは「At the moment, ElevenLabs does not offer lip syncing as part of Dubbing. Lip sync is available in Image & Video, Flows, and Studio via third party models.」(現時点で Dubbing にリップシンクは含まれず、Image & Video・Flows・Studio で第三者モデル経由で使える)と書いています。Synthesia のリップシンクはクレジットを追加で使うトグルです。

吹き替えても画面の英語は残る

社内マニュアル動画で先に効くのはここです。両社のヘルプが同じことを書いています。

  • HeyGen「Video Translation only translates spoken audio (and optionally lip movement). On-screen text, graphics, and hard-coded captions are not translated.」(訳されるのは話した音声と、任意で口の動きだけ。画面の文字・図・焼き込み字幕は訳されない)。同じヘルプは、画面の文字ごと日本語にしたいなら「create a video in HeyGen Studio instead」と案内しています。
  • Synthesia「Dubbing translates spoken audio only. Any on-screen text in your original video — such as captions burned into the video, titles, or graphics — is not translated. To localize on-screen text, edit it in your source video before you dub.」(画面の文字を日本語にするなら、吹き替える前に元の動画を直す)

音以外にも消えるものがあります。HeyGen の設定説明は、効果音について「Sound effects (e.g. dog barks, car horns) are always removed from the translated audio regardless of this setting.」(この設定にかかわらず常に除かれる)とし、背景音楽は Remove Background Sound を有効にしない限りそのまま残るとしています。クリック音やアラート音を手順の合図に使っているマニュアル動画では、吹き替え後に合図が消えます。

英語の UI を撮った画面収録を日本語版として配るなら、吹き替えで日本語になるのはナレーションだけだと先に合意しておくほうが、あとの作り直しが減ります。

訳語を直せるのはどのプランか

社内の製品名・機能名・役職名が出てくる動画では、ここがプラン選びの分かれ目になります。公式の記載のままです。

ツール・プラン 訳文を直せるか 公式の記載
HeyGen Creator(29 USD/月) 直せない Proofread は Pro 以上の機能
HeyGen Pro(49 USD/月) 直せる 「Proofread (also called "Review & Edit") — review and edit the translated script word-by-word before generating the final video. Available on Pro, Business, Team, and Enterprise plans」
Synthesia Starter・Creator 生成前の下読みまで 「Transcript editing is available on Enterprise plans only.」/「Reviewing the transcript does not consume any credits.」
ElevenLabs(自己申込の全プラン) 直せない 「Transcript editing and audio regeneration via the API are available on Enterprise plans only.」

HeyGen の Proofread にはもう 1 つ効く性質があります。ヘルプは、Proofread 画面で上げた Output SRT は「spoken exactly as written」(書いたとおりに読み上げる)とし、翻訳前に上げる Input SRT は「HeyGen uses it as reference but re-translates the content」と書き分けています。日本語の言い回しを社内で決めてから読ませたいなら、Pro の Proofread 経由になります。用語の揺れだけを抑えたいときは Brand Glossary(「keeps brand names and product terms consistent across translations」)もあります。

なお編集部は、この 3 ルートで実際に動画を吹き替えるところまでは確かめていません。ここに出した数字・条件・文言は、すべて 3 社の公式料金ページ・ヘルプ・ドキュメント・利用規約の記載です。

口の動きを合わせるか、音声だけか

HeyGen はリップシンクの有無が独立したスイッチではなく、エンジンの選択そのものです。ヘルプは「Lip-sync is controlled by your engine choice rather than a separate on/off toggle.」としています。

エンジン 単価 公式の説明 向く動画
Audio Only 4 credits/分 「Translates and re-voices the audio only」「No lip sync」 画面収録・ナレーションだけの動画
Speed 6 credits/分 「Includes natural lip sync」「Optimized for front-facing videos」 正面を向いた 1 人の話者
Precision 10 credits/分 「Includes the highest-quality lip sync」 話者の交代・横顔・手やマイクで口が隠れる動画

画面収録に音声だけを乗せたマニュアル動画なら、選ぶのは Audio Only です。ヘルプも「Fastest and most cost-effective option」「Best when lip synchronization isn't required」としています。講師がカメラの前で話す形なら Speed、複数人が交代で話すなら Precision です。

Synthesia のリップシンクは Advanced options のトグルですが、その消費量は公式の 2 ページで記載が食い違います。料金ページの AI Dubbing の欄は「Uses 2× credits when enabled.」(2 倍)、ナレッジベースの FAQ は「Lip sync consumes 240 credits for one minute of AI dubbing.」です。Starter は 1,200 credits/月で吹き替え 48 分ぶんなので、口を合わせない吹き替えは 1 分 25 credits の計算になります。ここに前者を当てると 1 分 50 credits で月 24 分、後者を当てると月 5 分です。どちらで読んでも、口を合わせる吹き替えの分数は HeyGen Creator の Speed(月 100 分)より少なくなります。

月にどれだけ回せるか

HeyGen のヘルプは、Speed エンジンでの換算を公式に載せています。「Creator: 600 credits → 100 min VT」「Pro: 1000 credits → 166 min VT」「Business: 1500 credits → 250 min VT」です。余ったぶんの扱いは 3 社で違います。

ツール 繰り越し 公式の記載
HeyGen(月払い) 翌月まで 「Monthly subscribers' unused credits roll over for one more month.」
ElevenLabs(有料) 最大 2 か月 「Unused credits roll over for up to two months — up to 2× your monthly quota」
Synthesia なし 「If you are under your video credit limit at the end of a billing period, the unused videos do not roll over to the next billing period.」

四半期に 1 回だけ 40 分のマニュアルを訳すような使い方では、この差がそのまま費用差になります。HeyGen は 1 か月ぶんだけ貯まり、Synthesia は使わなかった月の枠が消えます。逆に年払いの Synthesia は 580 分/年(Starter)をいつ使ってもよい形なので、月ごとの波が大きい運用では読みやすくなります。

項目HeyGenElevenLabs
無料で使える範囲動画を月 3 本まで(地域により 1〜3 本)・1 本 1 分・書き出しは公式の比較表で「Up to 1080P」・共有リンク。クレジットは付かない月 10,000 クレジット(Multilingual v2 で 10,000 文字)・繰越なし・カスタム音声 3・Instant Voice Cloning なし。ウェブの読み上げは 1 回 2,500 文字まで(有料は 5,000)。Studio は 3 プロジェクト、Dubbing は透かし入り(外せない)。API も同じ月の枠で利用可(Multilingual v2 10,000 文字・Flash/Turbo 20,000 文字相当)。商用利用不可(規約で Free ユーザーは非商用のみ)。公開時は題名に「elevenlabs.io」か「11.ai」を入れる帰属表示が必要。無料アカウントは 1 人・1 IP につき 1 つ
商用利用できる最安プラン—Starter $6/月
日本語日本語あり(音声・動画翻訳)日本語対応

各社の公式ページで確認(最終更新 2026年10月5日):

元の動画に要る条件

吹き替えに出す前に、元のファイルが通るかどうかを確かめる項目です。

項目 HeyGen Synthesia
形式 「mp4, mov, webm」 「.mp4, .mov, and .webm」
サイズ 「up to 5GB」 「Maximum file size of 5GB」
長さ 「2 seconds to 5 hours」。1 本の上限は Creator・Pro が 30 分、Business が 60 分、Enterprise が 5 時間 「a duration of up to 2.5 hours」。最大解像度は「4k (3840, 2160)」
尺の伸び縮み Enable Dynamic Duration(既定で有効)が「±20%」まで伸縮。「This may affect the total length of your video.」 Adaptive(既定)は「Adjusts video playback to better match the length of the translated voiceover. Recommended for instructional content.」/Original は元の速度を保つ

HeyGen は元の音声が 1 言語である必要があり、ヘルプは「videos with multiple spoken languages will produce a failed translation or an inaccurate transcript」としています。対応言語には「Japanese (Japan)」が載っており、同じヘルプは用途として「training content, marketing videos, or internal communications」を挙げています。翻訳先は 1 ジョブで最大 10 言語まで選べます。

1 本 30 分を超えるマニュアルは、Creator と Pro では分割が要ります。HeyGen の FAQ は「Creator and Pro plans cap the max duration per video at 30 minutes. Credits add translation minutes to your pool but don't change the per-video cap.」と書いていて、クレジットを足しても 1 本の上限は変わりません。書き出しの解像度も「Free users can export up to 720p, Creator up to 1080p, and Pro/Business/Enterprise can export in 4K if the original video is the same resolution.」で、4K の画面収録をそのままの精細さで配るなら Pro 以上になります。

向かない人

  • 吹き替えた動画を LMS に SCORM で入れたい人。HeyGen のヘルプは「SCORM / xAPI export ... Available on Business and Enterprise plans」で、Business は 149 USD/月+1 席 20 USD です。Synthesia の SCORM export は Enterprise の欄にあります。
  • 費用をかけずに 1 本だけ試したい人。HeyGen Free は翻訳の 1 本あたりの上限が 1 分で、利用規約第 4 条が生成物を「personal, non-commercial, and internal evaluation purposes」に限っています。Synthesia の Basic には月 10 分の AI-Dubbing が付きますが、「Download your videos」「Remove Synthesia logo」は Starter 以上の欄です。
  • 画面の英語まで日本語にしたい人。吹き替えでは変わりません。作り直す前提なら、解説動画をAIで作る手順に 3 分 1 本を新規に作る費用の内訳があります。
  • できた日本語の音声をマニュアル以外にも使い回したい人。音声ファイルとして持ち出す用途なら ElevenLabs の料金から選ぶほうが早く、HeyGen の音声だけの書き出しは Enterprise 限定です。

年に何本もまとめて訳す、あるいは 1 本を何言語にも展開するなら、年間で 580 分(Starter)・1,760 分(Creator)を確保できる Synthesia の年払いが読みやすくなります。話者が複数いる動画で「誰の声か」を割り当て直せるのも Synthesia 側で、ナレッジベースは誤って割り当てられた区間だけを直せると書いています。

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出典

よくある質問

英語の社内マニュアル動画を日本語に吹き替えるといくらですか

10 分 1 本なら、HeyGen Creator(29 USD/月・600 credits)の Audio Only(4 credits/分)で 1.93 USD、口の動きも合わせる Speed(6 credits/分)で 2.90 USD です。月額を月のクレジットで割った編集部の計算で、その月に 1 本しか作らないなら実際に払うのは月額の 29 USD です。Synthesia Starter は月払い 29 USD で 48 分の枠なので 1 分 0.60 USD、ElevenLabs は自動吹き替え(透かしなし)が 3,000 credits/分で Creator だと 1 分 0.55 USD になります。

画面に出ている英語の文字も日本語になりますか

なりません。HeyGen のヘルプは「Video Translation only translates spoken audio (and optionally lip movement). On-screen text, graphics, and hard-coded captions are not translated.」、Synthesia のナレッジベースは「Dubbing translates spoken audio only.」「To localize on-screen text, edit it in your source video before you dub.」と書いています。画面の英語は、吹き替える前に元の動画側で直すことになります。

訳が社内の用語と違うとき、あとから直せますか

HeyGen は Pro(49 USD/月)以上です。ヘルプは Proofread(Review & Edit)を「Available on Pro, Business, Team, and Enterprise plans」とし、Proofread で上げた Output SRT は「spoken exactly as written」と書いています。Synthesia は「Transcript editing is available on Enterprise plans only.」で、自己申込のプランでは生成前の Review Transcript(クレジットを消費しない)までです。ElevenLabs も「Transcript editing and audio regeneration via the API are available on Enterprise plans only.」です。

無料プランで社内に配る吹き替えを作れますか

作れません。HeyGen の利用規約(2026 年 7 月 23 日更新)第 4 条は Free プランの生成物を「personal, non-commercial, and internal evaluation purposes」に限り、料金ページの比較表では翻訳の 1 本あたりの上限が 1 分です。Synthesia の Basic は月 10 分の AI-Dubbing を含みますが、「Download your videos」と「Remove Synthesia logo」は Starter 以上の欄にあります。ElevenLabs は Commercial License が Starter 以上です。

この記事の更新

  • 2026年9月21日初版。HeyGen の料金ページ・Video Translation のヘルプ・クレジットのヘルプ・対応言語・利用規約、Synthesia の料金ページと吹き替えのナレッジベース、ElevenLabs の料金ページと Dubbing のドキュメントを確認して、3 ルートの分単価と条件を作成

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