学び方
Dify・n8nを学ぶ順番と教材|公式クイックスタートと無料コース、無料枠で進める手順【2026年11月】
Dify・n8nを学ぶ順番を、公式ドキュメントと公式コース、無料枠の条件だけで組みます。n8n Academyの「Quickstart」(無料・公式の目安3〜5時間・修了証あり)とDifyの「30分間クイックスタート」の進め方、n8n Cloudの無料トライアル(1,000実行・カード不要)とDify Cloud Sandbox(200クレジット・1回限り)で練習できる回数の試算、作りたいもの別にどちらから始めるかの判断表を載せています。
Dify・n8nを学ぶ順番は、先にn8n Academyの「Quickstart」(無料・公式の目安3〜5時間・修了証あり)でトリガー → HTTPリクエスト → データ変換 → AIエージェントの型を覚え、次にDifyの「30分間クイックスタート」とDify 101でAIアプリを作るのが編集部の結論です。教材はどちらも無料で、練習環境もn8n Cloudの無料トライアル(1,000実行・クレジットカード不要)とDify CloudのSandbox(無料・200 AIクレジット)で足ります。 ただしDifyの200クレジットは1回限りで毎月補充されず、クイックスタートが使うgpt-5.2は1応答10クレジットなので、20応答で尽きます。21応答目からは自分のAPIキーを設定します。社内文書に答えるチャットボットが目的なら、Difyから始めても構いません。
Difyとn8nは何を作る道具で、公式教材は何があるか
公式ドキュメントの自己紹介をそのまま並べます。Difyは「AI アプリケーションを構築するためのオープンソースプラットフォーム」で、Agent・Agenticワークフロー・チャットボットを作り、Webアプリとして公開したりAPIで連携したりします。n8nは「fair-codeライセンスのワークフロー自動化ツールで、AI機能と業務プロセスの自動化を組み合わせる」ものです。
| 項目 | n8n Academy(n8n 公式の無料コース) | Dify 公式ドキュメント(30分間クイックスタート・Dify 101 チュートリアル) |
|---|---|---|
| 提供者 | n8n GmbH | LangGenius, Inc.(Dify) |
| 形式(オンライン・通学・eラーニング) | オンラインの無料コース(英語)。小テスト・演習のワークフロー・最終試験で採点し、70%で合格。合格するとコースごとに修了証とバッジ | オンラインの公式ドキュメント(日本語版あり。日本語の各ページには「このドキュメントは AI によって自動翻訳されています」の注記がある)。修了証・バッジはなし |
| 期間・時間数 | QS101 Quickstart:3〜5時間。Foundations:N8N101 2〜4時間、N8N102 4〜6時間、N8N103 3〜4時間(いずれも公式の「Most learners finish in」) | 「30 分間クイックスタート」(公式の題名。Dify Cloud でコンテンツ生成のワークフローを作る)。Dify 101(Workflow 101)チュートリアルと「主要な概念」は時間の表示なし |
| 料金(公式) | 無料(Every course is free for everyone)。演習には n8n の環境が要る(n8n Cloud の無料トライアルかセルフホスト) | 無料。練習には Dify Cloud の Sandbox プラン(無料。200 AI クレジットは1回限りの割り当てで毎月更新されない)か、セルフホスト(Docker Compose。CPU 2コア以上・RAM 4 GiB 以上、Docker Compose 2.35.0 以降) |
| 対象者 | n8n を初めて使う人。コーディング経験は不要(QS101 は API と JSON に慣れていると役立つ)。QS101 の AI エージェントの節はチャットモデルの API キーが要る。N8N101 の演習は Academy の練習用 API を使い、外部アカウントや API キーは不要 | Dify が初めての人(ドキュメントのトップ「Dify が初めてですか?まずはここから」)。クイックスタートは gpt-5.2 を使い、AI クレジット対象モデルなら API キー不要 |
各社の公式ページで確認(最終更新 2026年11月6日):
- Learn to build with n8n — free courses, certificates and badges(n8n 公式)(確認日 2026-10-31)
- n8n Quickstart QS101(n8n Academy)(確認日 2026-10-31)
- Essentials: Your First Workflows N8N101(n8n Academy)(確認日 2026-10-31)
- Integrations: APIs & Connected Workflows N8N102(n8n Academy)(確認日 2026-10-31)
- In Practice: AI, Testing & Best Practices N8N103(n8n Academy)(確認日 2026-10-31)
- n8n Plans and Pricing(公式)(確認日 2026-10-31)
- Dify ドキュメント(公式・日本語)(確認日 2026-11-06)
- 30 分間クイックスタート(Dify Docs・日本語)(確認日 2026-11-06)
- レッスン 1:ワークフローとは?(Dify 101・Dify Docs 日本語)(確認日 2026-11-06)
- Docker Compose で Dify をデプロイする(Dify Docs・日本語)(確認日 2026-11-06)
n8nの公式コースは4つあり、Quickstart(QS101)と、Foundationsプログラムの3コース(N8N101・N8N102・N8N103)です。採点は小テスト10%・演習のワークフロー55%・最終試験35%で、70%で合格です。Difyの公式教材はドキュメントで、修了証はありません。日本語ページには「このドキュメントは AI によって自動翻訳されています」の注記があり、不正確な部分は英語版を見るよう案内されています。
どの順番で、何時間かけて学ぶか
公式の時間表示があるものだけを足すと、n8nのQuickstartとDifyのクイックスタートまでで3.5〜5.5時間、n8nのFoundations 3コースまで進めると12.5〜19.5時間です。
| 順番 | 教材(公式) | 公式の時間 | 必要なもの(公式の記載) |
|---|---|---|---|
| 1 | n8n Docs「Build your first workflow」。n8n Assistantに文章で頼んで天気ログのワークフローを作る | 5分未満 | n8n Cloudの無料トライアルかセルフホスト。コーディング経験は不要 |
| 2 | n8n Academy「Quickstart」(QS101)。トリガー・スケジュール・HTTPリクエスト、データ処理とエラー処理、AIエージェント | 3〜5時間 | n8nのインスタンス。AIエージェントの節はチャットモデルのAPIキー |
| 3 | Dify「30 分間クイックスタート」。文章・文書・画像を入れると媒体別の投稿文を作るワークフロー | 30分 | Dify Cloudの無料登録(Sandbox)。gpt-5.2はAIクレジットの対象でAPIキー不要 |
| 4 | Dify 101「レッスン 1:ワークフローとは?」と「主要な概念」。入力・処理・出力の3要素、WorkflowとChatflowの違い | 表示なし | Difyの「探索」でテンプレートを開く |
| 5 | n8n Foundations:N8N101 → N8N102 → N8N103 | 2〜4時間・4〜6時間・3〜4時間 | N8N101は公開アクセスできるインスタンス。演習はAcademyの練習用APIで、外部アカウント・APIキー不要 |
Dify 101は、ワークフローを「レシピ」にたとえて、入力(材料)・処理(手順)・出力(料理)の3つで説明します。「主要な概念」は、単発の処理はWorkflow、会話のターンごとに動くものはChatflowと分け、新しいアプリを作るときにこのどちらかを選ぶよう勧めています。n8nのQuickstartが作る天気ログも「毎日8時のトリガー → HTTPで天気を取る → 文に整える → 表に保存」の4ノードで、順番に処理を渡す考え方は2つの道具で同じです。
無料枠で、どこまで練習できるか
両社の公式料金ページで無料で使える範囲を確かめました。数字は料金ページの記録から出しています。
| 項目 | Dify | n8n(cloud / self-host) |
|---|---|---|
| 提供元 | LangGenius, Inc. | n8n GmbH |
| 無料で使える範囲 | Sandbox: 200 message credits(公式ドキュメントの30分間クイックスタートによると1回限りの割り当てで毎月更新されない)、メンバー 1 名、アプリ 5 個、ナレッジ文書 50・50MB、トリガーイベント 3,000、ログ履歴 30 日、API 5,000 回/月。Chatbot・Agent・Chatflow・Workflow・Knowledge Base はすべて使える。商用利用の可否は公式料金ページに記載なし | 料金ページに載っている cloud のプランは有料。無料トライアルは 1,000 実行・同時実行 5・実行タイムアウト 180 秒・チームプロジェクト 1・カード不要。Business の試用は 14 日間でカードが要る。セルフホストの Community 版は無料(自社の内部業務・非商用・個人利用の範囲) |
| 単位の数え方 | 1 応答(モデル呼び出し 1 回。トークン数は問わない)ごとにモデル別の message credits を消費。料金ページの表(2026-11-06): gpt-6-luna・gpt-5-mini・gpt-4.1-mini・gpt-4o-mini・Gemini 2.5 Flash・Gemini 2.0 Flash 1、gpt-5・gpt-5.1・gpt-4.1・o4-mini・Claude Haiku 4.5・gemini-3.7-flash 5、gpt-5.2・gpt-4o・Claude Sonnet 4.6・Gemini 3.5 Flash・grok-4.3 10、gpt-6-sol・gpt-5.4 15、gpt-4・Claude Opus 4.7 20、gpt-5.6-sol・gpt-5.5 25。使い切ったら自分の API キーに切り替えられる | 実行(execution)= ワークフロー 1 回の実行。ステップ数やデータ量に関係なく 1 実行と数える(公式の定義) |
| 商用利用できる最安プラン | Professional $59/月(有料の最安。年払いは $590/年。Sandbox の商用可否は公式料金ページに記載なし) | Starter 20 EUR/月(年払い) |
| 日本語 | UI 日本語あり | UI は英語 |
各社の公式ページで確認(最終更新 2026年11月6日):
- Dify Pricing(公式)(確認日 2026-11-06)
- Dify Cloud Pricing - Compare Plans & Features(公式)(確認日 2026-11-06)
- Dify 料金プラン(公式・日本語)(確認日 2026-11-06)
- Dify Open Source License(公式リポジトリ LICENSE)(確認日 2026-09-20)
- Dify Docs: Deploy Dify with Docker Compose(公式)(確認日 2026-09-20)
- Dify Docs: Model Providers(公式)(確認日 2026-09-20)
- Dify web/i18n/languages.ts(公式リポジトリ)(確認日 2026-09-20)
- 30 分間クイックスタート(Dify Docs・日本語)(確認日 2026-11-06)
- n8n Plans and Pricing(公式)(確認日 2026-11-06)
- n8n Sustainable Use License(GitHub・LICENSE.md)(確認日 2026-09-28)
- n8n Docs: License FAQ(公式)(確認日 2026-09-28)
- Community license(n8n Docs)(確認日 2026-11-06)
- n8nの「1実行」はワークフロー全体の1回の実行で、ステップ数や処理するデータ量は関係ありません。無料トライアルは1,000実行・同時実行5・実行タイムアウト180秒・チームプロジェクト1で、クレジットカードは要りません(Businessプランの試用だけカードが要ります)
- DifyのSandboxは200 AIクレジットが1回限りで、公式ドキュメントは「毎月更新されません」と明記しています。料金ページの表では、gpt-5.2・gpt-4o・Claude Sonnet 4.6が1応答10クレジット、gpt-4o-mini・Gemini 2.5 Flashが1クレジット、Claude Opus 4.7が20クレジットです。メンバーは1名、アプリ5個、ナレッジ文書50(50MB)、トリガーイベント3,000、ログ履歴30日、API 5,000回/月の上限があります
- 自分のパソコンやサーバーで動かすなら、n8nはDockerを推奨し、「セルフホストは熟練者向け」でサーバー管理の経験がなければn8n Cloudを勧めています。npmで入れる場合はNode.js 20.19〜24.xが要ります。DifyはDocker Composeを推奨し、CPU 2コア以上・RAM 4GiB以上、Docker Compose 2.35.0以降が要件です。n8nのCommunity版はSustainable Use Licenseで、自社の内部業務か非商用・個人利用に限られます
試算:練習でテスト実行を1日20回する場合
n8nのテスト実行も1回が1実行です。1日20回なら1,000実行で50日分の練習ができます。Quickstartで作る天気ログを公開して毎朝8時に動かすと、1日1実行なので、残りの実行数は十分です。
Difyのクイックスタートをgpt-5.2で進めると、1回のテスト実行が1応答10クレジットなので、200クレジットでは20回です。クイックスタートのワークフローには、パラメータ抽出器(gpt-5.2)・LLMノード・イテレーションの中のLLMノードと、モデルを呼ぶノードが3種類あるので、1回のテスト実行で3応答以上を使い、6回ほどのテストで尽きると見られます。モデルをgpt-4o-miniかGemini 2.5 Flash(1クレジット)に替えれば200応答まで試せ、使い切ったら「統合 > モデルプロバイダー」で自分のAPIキーを設定します。学生・教員は、教育用メールアドレスの認証で年額Professionalプランを無料で使えますが、AIクレジットはSandboxと同じ1回限りの200です。
自分の目的なら、どちらから始めるか
| 作りたいもの・条件 | 先に学ぶ | 無料枠で足りる目安 |
|---|---|---|
| 社内文書に答えるチャットボット。文書50件・50MB以内 | Dify(30分間クイックスタート → Dify 101) | Sandboxのナレッジ文書50・50MB以内。モデル応答200回まで |
| 毎日・毎時の定期処理、アプリ間のデータ受け渡し。試行が月1,000実行以内 | n8n(Quickstart → Foundations) | 無料トライアル1,000実行以内 |
| 両方。1人で学ぶ | n8n → Dify | 両方の無料枠 |
| 2名以上で同じワークスペースを使う | n8n → Dify | DifyのSandboxはメンバー1名。2名以上はProfessional(月59米ドル・税抜、年払い590米ドル)。n8nは全プランでユーザー数無制限 |
| 自社サーバーで動かし、他社向けサービスに組み込む | Dify | n8nのCommunity版は内部業務・非商用に限られ、それ以外は別の商用契約が要る |
試算:1人で2週間、週5時間で学ぶ場合
2週間で10時間です。n8nのQuickstart(3〜5時間)とDifyのクイックスタート(30分)、Dify 101で4〜6時間を使い、残りの4〜6時間でn8nのEssentials(N8N101、2〜4時間)まで終えられます。費用は0円で、n8nは2つの修了証とバッジが残ります。
公式教材だけで足りない人
- 日本語で講師に質問しながら、1日で社内向けチャットボットを作れるようになりたい会社。n8n Academyのページは英語で、Difyの日本語ドキュメントは自動翻訳です
- 業務に組み込むところまで、70時間規模のカリキュラムで学びたい人
有料の講座に進むなら、Difyの研修と月額制の講座、GLOBIS学び放題のn8n講座の料金と時間を業務自動化の講座比較(Dify・n8n・Make)で比べてから選びます。料金プランの全体はDifyの料金とn8nの料金、n8nをクラウドと自前のどちらで動かすかはn8n cloudとセルフホストの比較にまとめています。
出典
- Dify ドキュメント(公式・日本語)(確認日 2026-11-06)
- 30 分間クイックスタート(Dify Docs・日本語)(確認日 2026-11-06)
- レッスン 1:ワークフローとは?(Dify 101・Dify Docs 日本語)(確認日 2026-11-06)
- 主要な概念(Dify Docs・日本語)(確認日 2026-11-06)
- Dify のデプロイ(Dify Docs・日本語)(確認日 2026-11-06)
- Docker Compose で Dify をデプロイする(Dify Docs・日本語)(確認日 2026-11-06)
- 請求(Dify Docs・日本語)(確認日 2026-11-06)
- Dify Cloud Pricing(公式)(確認日 2026-11-06)
- Dify Pricing(公式)(確認日 2026-11-06)
- n8n Docs(確認日 2026-11-06)
- Learning paths(n8n Docs)(確認日 2026-11-06)
- Build your first workflow(n8n Docs)(確認日 2026-11-06)
- Choose how to use n8n(n8n Docs)(確認日 2026-11-06)
- Community license(n8n Docs)(確認日 2026-11-06)
- Install with Docker(n8n Docs)(確認日 2026-11-06)
- npm(n8n Docs)(確認日 2026-11-06)
- n8n Plans and Pricing(公式)(確認日 2026-11-06)
- Learn to build with n8n(n8n 公式)(確認日 2026-11-06)
- n8n Quickstart QS101(n8n Academy)(確認日 2026-11-06)
- Essentials: Your First Workflows N8N101(n8n Academy)(確認日 2026-11-06)
よくある質問
Difyとn8nは、どちらから学ぶべきですか?
毎日・毎時の定期処理やアプリ間のデータの受け渡しを自動化したいならn8n、社内文書に答えるチャットボットやAIアプリを作りたいならDifyから始めます。両方学ぶなら、n8n Academyの「Quickstart」(公式の目安3〜5時間)でトリガー・HTTPリクエスト・データ変換・AIエージェントの型を覚えてから、Difyの「30分間クイックスタート」に進むのが編集部のおすすめです。
Dify・n8nは無料で学べますか?
教材は無料です。n8n Academyは「Every course is free for everyone」で、修了するとコースごとに修了証とバッジが出ます。Difyの公式ドキュメントも無料で、日本語版があります。練習環境も、n8n Cloudの無料トライアル(1,000実行・クレジットカード不要)とDify CloudのSandboxプラン(無料・200 AIクレジット)で足ります。
Dify Cloudの無料枠(Sandbox)で、どれくらい練習できますか?
200 AIクレジットは1回限りの割り当てで、毎月は更新されません。クイックスタートが使うgpt-5.2は1応答10クレジットなので20応答分、gpt-4o-miniやGemini 2.5 Flashなら1応答1クレジットで200応答分です。使い切ったら自分のモデルプロバイダーのAPIキーを設定すれば続けられます。メンバー1名・アプリ5個・ナレッジ文書50(50MB)の上限もあります。
n8nのコースの演習には、何が要りますか?
n8nのインスタンス(n8n Cloudかセルフホスト)が要ります。Essentials(N8N101)は公開アクセスできるインスタンスが前提ですが、演習はAcademyの練習用APIを使うので外部アカウントやAPIキーは要りません。Quickstart(QS101)のAIエージェントの節は、OpenAI・Anthropic・Google Geminiなどチャットモデルのプロバイダーの APIキーが要ります。
この記事の更新
- 2026年11月6日初版を公開(Dify・n8nの公式ドキュメント、n8n Academyのコースページ、両社の公式料金ページで無料枠の条件を確認)
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