AIツール料金表

比較

Dify vs n8n の違い:社内エージェントを作るならどちら【2026年9月】|無料枠・月額($59 と 20 EUR)・セルフホストの規約で比較

社内文書に答える FAQ ボットなら Dify(Sandbox 無料・50 文書、Professional 年払い $590/年=月払い $59)、Slack やスプレッドシートを横断して動くエージェントなら n8n(Starter 年払い 20 EUR/月・2,500 実行)。自社サーバーならどちらも無料ですが、Dify は Apache 2.0 改変版、n8n は Sustainable Use License で、できないことが違います。

更新公式ページの確認日 2026年9月20日AIツール料金表 編集部

机でノート PC を打つ人
写真: Mina Rad(Unsplash)

社内の文書に答える FAQ ボットを作るなら Dify、Slack・スプレッドシート・CRM を横断して「動く」担当者を作るなら n8n。 Dify はナレッジベース(RAG)を無料の Sandbox から同梱し、50 文書・50MB まで無料で試せます。n8n は 1 回の実行に何ステップ入れても 1 実行で数え、Starter(年払い 20 EUR/月)で月 2,500 実行まで動かせます。自社サーバーに置けばどちらも無料ですが、Dify は「書面許可なしのマルチテナント運用は不可」、n8n は「社内利用は可、ホストして課金は不可」と、規約の線が違います。

コードが表示されたノート PC のある机
写真: Christopher Gower(Unsplash) (Unsplash License(商用利用可・帰属表示は任意))

何が違うのか:作るものが違う

Dify n8n
公式の位置づけ AI アプリを作る基盤。Chatbot・Agent・Chatflow・Workflow と Knowledge Base を全プランに同梱 自動化ワークフローの基盤に、AI Agent ノードとエージェント機能(Preview)を追加
エージェントの定義(公式) 「Agents are chat-style apps where the model can reason through a task, decide what to do next, and use tools when needed」 「Connect a chat model and one or more tools, and the agent decides which tools to call to complete a task」
社内文書の検索(RAG) Knowledge Base を全プランに同梱 エージェントの Knowledge base は n8n Cloud で使え、セルフホストは preview
定期・Webhook 起動 Trigger(Sandbox 3,000 イベント、Professional 20,000/月、Team 無制限) Starter から Webhook・キューで起動。実行数として数える
モデル呼び出しの費用 message credits(Professional 5,000/月)を使い切ったら自分の API キー 自分のプロバイダーの資格情報を登録する。プランの AI credits は AI Assistant 用

Dify の新しい Agent(beta)は自分のサンドボックスでコマンドを実行し、単体のチャットアプリとしても、ワークフローの 1 ステップとしても使えます。n8n のエージェントは Slack・Google Sheets などの内蔵連携、同じプロジェクトのワークフロー、MCP サーバーをツールに取れます。文書に答える仕組みは Dify が最初から持ち、社内ツールを操作する連携は n8n が最初から持っている、という差です。

クラウド版はいくらか

項目Difyn8n(cloud / self-host)
料金プラン
プラン月額(USD)年額(USD)メッセージクレジットナレッジ文書
Sandbox(クラウド)0020050(50MB)
Professional(クラウド)595905,000/月500(5GB)
Team(クラウド)159159010,000/月1,000(20GB)
Community(セルフホスト)00なし(自分の API キー)自分のサーバー次第
Enterprise(セルフホスト)Custom(Contact Sales)Custom(Contact Sales)——
プラン月額(EUR・年払い)含まれる量
Starter20月 2,500 実行(ステップ数無制限)。同時実行 5。アクティブなワークフロー無制限。n8n が運用(cloud)
Pro50月 10,000 実行(料金ページの初期表示。月 50,000 実行の段もあり、50K を選ぶと月払い 145 EUR・年払い 1,450 EUR)。同時実行 20(10K の段)/ 50(50K の段)。n8n が運用(cloud)
Business667月 40,000 実行。セルフホスト専用(cloud では未提供)。従業員 100 人未満の会社向け。従業員 20 人未満は Start-up Plan で 50% 引きの案内
Enterprise個別見積もり実行数はカスタム。同時実行 200 以上。n8n が運用(cloud)かセルフホスト
Community(セルフホスト)0GitHub で公開。自分のサーバーで動かす。ワークフローを作る・直すのが自社の人だけなら無料(Sustainable Use License)
無料で使える範囲Sandbox: 200 message credits、メンバー 1 名、アプリ 5 個、ナレッジ文書 50・50MB、トリガーイベント 3,000、ログ履歴 30 日、API 5,000 回/月。Chatbot・Agent・Chatflow・Workflow・Knowledge Base はすべて使える。商用利用の可否は公式料金ページに記載なし料金ページに載っている cloud のプランは有料。無料トライアルは 1,000 実行・同時実行 5・実行タイムアウト 180 秒・チームプロジェクト 1・カード不要。Business の試用は 14 日間でカードが要る。セルフホストの Community 版は無料(自社の内部業務・非商用・個人利用の範囲)
単位の数え方1 応答(モデル呼び出し 1 回。トークン数は問わない)ごとにモデル別の message credits を消費。例: gpt-4o-mini・Gemini 2.5 Flash 1、Claude Haiku 4.5 5、gpt-4o・Claude Sonnet 4.6 10、Claude Opus 4.7 20。使い切ったら自分の API キーに切り替えられる実行(execution)= ワークフロー 1 回の実行。ステップ数やデータ量に関係なく 1 実行と数える(公式の定義)

各社の公式ページで確認(最終更新 2026年10月3日):

Dify は税抜のドル表示で、月払いは Professional $59・Team $159。年払い($590・$1590)にすると 17% 安くなります。n8n は年払いのユーロ表示で、ユーザー数とワークフロー数は全プラン無制限です。

社内 FAQ ボット 1 本で、月にいくらか

前提: 1 日 50 問 × 20 営業日 = 月 1,000 応答。1 応答をモデル呼び出し 1 回とします。

Dify n8n
数え方 1 応答でモデル別の credits を消費(gpt-4o-mini 1、Claude Sonnet 4.6 10) 1 メッセージ = 1 実行(公式の見積もり方)
月 1,000 応答の消費 gpt-4o-mini なら 1,000 credits、Claude Sonnet 4.6 なら 10,000 credits 1,000 実行
足りるプラン gpt-4o-mini: Professional(5,000 credits)。Claude Sonnet 4.6: Team(10,000 credits)か、自分の API キー Starter(2,500 実行)
モデル代 credits の範囲なら込み。超えたら自分の API キーで従量 全額、自分のプロバイダーに従量

Dify の credits は「1 回のモデル呼び出し = 1 応答」で、トークン数は問いません。n8n の実行も、ワークフローのステップ数を問いません。差が出るのは「モデル代がプランに含まれるか」で、Dify は上限つきで含まれ、n8n は含まれません。

計算機:本数と回数から月の実行数を出す

セルフホストは無料か、規約はどこが違うか

Dify Community n8n Community
費用 無料 無料
ライセンス Apache License 2.0 の改変版 Sustainable Use License(fair-code。OSI の意味でのオープンソースではないと公式が明記)
社内利用 「Dify may be utilized commercially」 「only for your own internal business purposes or for non-commercial or personal use」
できないこと 書面許可なしのマルチテナント運用(1 テナント = 1 ワークスペース)。フロントエンドのロゴ・著作権表示の削除・改変 ホワイトラベルでの販売。n8n をホストして課金
制限が外れる有料版 Enterprise(Custom): Commercial License Authorization・複数ワークスペース・SSO Business(年払い 667 EUR/月・40,000 実行): SSO・Environments・Projects・Git

Dify の最低要件は CPU 2 コア以上・RAM 4 GiB 以上・Docker Compose 2.24.0 以上で、Community 版はシングルワークスペースです。n8n は Docker(Linux・macOS、Windows は WSL)で入り、ライセンスキーが無ければ Community 版として動きます。Community 版に無いのは Custom variables・Environments・External secrets・External storage・Log streaming・Multi-main・Projects・SSO・共有・Git で、ワークフローと資格情報はインスタンスの所有者と作成者しか触れません。

日本語で使えるか

Dify はコンソールの表示言語に「日本語 (日本)」があり、料金ページと公式ドキュメントにも日本語版があります。n8n のセルフホストは UI 言語を環境変数で指定し、既定は英語で、未翻訳の文字列は英語に戻ります。日本語での回答の質は、どちらも編集部は確かめていません。

向かない人

  • 社内の文書に答えるだけの用途で n8n を選ぶ人。Dify の Sandbox なら無料で 50 文書まで入れて試せます
  • ワークスペースを顧客ごとに分けて提供したい人。Dify Community は書面許可なしのマルチテナント運用ができず、n8n は「ホストして課金」が規約で不可です

出典

よくある質問

Dify と n8n はどちらが安いですか

無料で試すなら Dify の Sandbox(200 メッセージクレジット・50 文書)と、n8n cloud の 14 日トライアル(1,000 実行)です。有料の最安は Dify Professional の月払い $59(年払いは $590/年)、n8n は Starter の年払い 20 EUR/月です。Dify はモデル代が credits の範囲で含まれ、n8n は自分のプロバイダーに別途払います。

Dify をセルフホストすれば商用利用できますか

公式ライセンス(Apache License 2.0 の改変版)は商用利用可と明記しています。ただし、Dify の書面許可なしにマルチテナント環境を運用することと、フロントエンドのロゴ・著作権表示を消したり変えたりすることはできません。

n8n を社内サーバーで無料で使えますか

使えます。Community 版は無料で、Sustainable Use License は自社内の業務目的の利用を許しています。n8n をホストして他社に課金する用途と、ホワイトラベルでの販売はできません。

この記事の更新

  • 2026年9月20日初版。Dify と n8n の公式料金ページ・ライセンス・ドキュメントを確認

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